最近、仕事のやる気がでない…
こんなモチベで仕事をしていていいのかな?辞めたいな…
仕事で嫌なことや思うようにいかないことがあると、そんな風に思いますよね。
この記事では、そんな仕事のやる気が出ないときの対処法と、これからやるべきことについて、大手人材業界で人事をしている私がご紹介します。
いまのモヤモヤが晴れるような記事ですので、ぜひ読んでみてくださいね。
流れは以下のとおりです。
- 仕事のやる気がでないのはなぜ?
- やる気を出す方法
- 仕事のやる気を左右するもの
- それでも仕事を辞めたいとおもうときは
- まとめ
解説していきます。
仕事のやる気がでないのはなぜ?
そもそも、あなたは今どうして仕事のやる気がでないのか、原因を把握していますか?
人間関係が良くない、評価が適切にされていないと感じる、仕事がマンネリしている、体調が悪く仕事に集中できない…。
さまざまな理由か考えられると思いますが、自分の理由についてきちんと把握できているでしょうか。
原因がわからなければ、何事も対策はできません。
また、吐き出さなければただただ頭の中で堂々巡りしているだけになってしまいます。
紙に書いたり、周りの信頼できる人に聞いてもらうなど、きちんと吐き出しましょう。
そのあと、自分で解決できることはないか考えてみてください。
私も、なにかイライラすることがあったときはすぐに紙に書き出すようにしています。笑
この時のポイントは、ありのままを書き出すこと。人に見せるものではないので、素直に思うがまま書き殴ってみてください。
頭の中で考えていただけでは出てこなかったような自分の本当の気持ちが出てきてスッキリすることがありますよ
やる気を出す方法
ではここから、実際にやる気を出すための方法についてご紹介していきます。
知っているだけでも変わりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
自分の仕事に対する意識を変える
やる気を出す方法1つ目は「自分の仕事に対する意識を変える」です。
あなたはいま、自分の仕事に対してどのように考えていますか?
こんな有名な話があります。
3人のレンガ積み職人がいました。
一人一人に「ここで一体何をしているのですか?」と尋ねたところ、まったく同じ仕事をしているのにも関わらず、一人一人違う回答が返ってきました。
1人目の男は「レンガ積みに決まっているだろ。親方の命令で積んでいるんだ」と答えました。
2人目の男は「これで暮らしを立てているのさ。この仕事は大変だけど、給料が良いからやっているのさ」と答えました。
3人目の男は「歴史に残る、偉大な大聖堂を造っているんだ。とても光栄だよ」と答えました。
同じ仕事をしていても、1人はやらされ感を感じながら、1人はお金のためのみを思いながら働いています。
しかし、最後の男だけは、「後世に残る歴史的事業に参加して町中の人を笑顔にするため」という志を抱き、仕事を“使命”と感じています。
このように、同じ仕事でも捉え方1つでこんなにも変化がでます。
自分の仕事も、大きな視点ではどのような意義があるのかを考え直してみると、やる気も変わってくるのではないでしょうか。
NASAの清掃員も、自身の仕事について聞かれたときに「私は人類を月に運ぶ手伝いをしています」と答えたそうです。
ただの清掃員ではなく、掃除をすることで人類を月に送るプロジェクトの一員となっている、という意識で働いているんですね
進捗を記録して達成感を感じさせる
やる気を出す方法2つ目は「進捗を記録して達成感を感じさせる」です。
みなさん、「スマホのゲームを少しだけやろうと思ったら、いつの間にか1時間以上たっていた」なんて経験はないでしょうか。
仕事や勉強はすぐに飽きてしまうのに、どうしてゲームだと永遠にできてしまうのでしょう。
その理由の1つは、ゲームが「達成感を容易に感じられるもの」だからだと言われています。
たとえばモンスターを倒せば、経験値が手に入ってレベルが上がりますよね。
パズルゲームなども、経験値が設定されていたり、ハイスコアや早いスピードを出したときは記録がされて褒めてもらえたりしますよね。
ゲームは、自分が成長できた、達成したという感覚を得やすいようにできています。
このように、人間がやる気を出すには、なにか少しでも「前に進んでいる」という感覚が大切です。
では、これを仕事に応用するにはどうしたらいいのでしょうか?
それには「目標の設定」と「進捗の確認」が有効です。
些細なことで構わないので、自分の仕事にゴールを設定し、今日はどれくらいそれを進めることができたのか?を記録してみましょう。
たとえば清掃員の場合、「昨日よりはやくこのスペースの清掃を完了させよう」などいった目標を設定します。
そうして毎日、作業時間を記録していきます。
単純に見える仕事でも、どうしたら早く終わらせるようになるのか?工夫をする必要が出てきますし、はやく終わらせることができたら、目標をクリアできた達成感と成長を感じることができますよね。
営業職の場合は、ノルマがあることが多いと思います。
それに対して「目標を達成するには前半までに●件の決定が必要、●件の決定には週×件の決定が必要、そうすると1日あたりこれくらいの行動数が必要で…」というふうに、目標を1日の行動にまで細かくしてみてください。
そうして、1日の目標の行動を毎日達成できたかどうか、そして月の目標に対しての進捗をそれぞれ確認していきしょう。
振り返ると、「毎日すこしでも進んでいる、成長している」という感覚を得ることができると思います。
このように、自分で仕事をゲーム化できないか考えてみてください。
作業を細分化する
やる気を出す方法3つ目は「作業を細分化する」です。
そんなときは、まずやるべきことを細かく分解してみましょう。
たとえば「プレゼンの資料の作成」という作業の場合
1、まず目的を考える
2、情報を整理する
3、構成を考える
4、スライドのデザインを決める
5、文字を打ち込む
6、グラフを作る
人によってやり方はさまざまかと思いますが、このように作業を細分化することはできますよね。
その中で、今日は文字だけとりあえず書き出してみる、スライド1ページだけでいいからとりあえず作る、など、行動を小さくしてみてください。
そうすると行動のハードルが下がり、動くことができます。
仕事のやる気を左右するもの
そもそも、仕事のやる気はどのように生まれるのでしょうか?
実は、仕事へのやる気というのは、好きかどうかや周りの環境ではなく「自分がどれだけその仕事に時間と労力を費やしたか」で決まります。
下記のような実験があります。
ロイファナ大学が下記のようなアンケートをとりました。
- 「現在の仕事をどれだけ天職だととらえているか?」
- 「仕事への努力の量」
- 「毎日どれだけやりがいを持って働けているか?」
回答の相関関係でわかったのは、次のような結果です。
- いまの仕事に対する情熱の量は、前の週に注いだ努力の量に比例していた
- 過去に注いできた努力の量が多くなるほど、 現時点での情熱の量も増加した
つまり、天職に就いたからやる気が出るのではなく、「行動していたらやる気が出てきた、天職になった」という経緯が正しいといことです。
ドイツの小説家ゲーテも、こんな名言を残しています。
人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである
一度全力で仕事に取りかかってみると、意外とやる気が湧いてくるかもしれませんよ。
それでも仕事を辞めたいと思うとき
とはいえ、行動自体が苦痛でやる気が出ない、だったり、人間関係があまりにも悪くてやる気が出ない、という人も多いと思います。
また、あまりにも自分に向いていない仕事だと、ストレスで心身に良くない影響が出てきてしまう可能性もあります。
そのため、私としては「やっていても苦ではない環境と仕事」に就くのがいいと考えます。
「特別やりたいわけではないけれど、多くの時間行動していても嫌ではない」
そんな仕事であれば、行動量を増やすことにも抵抗はおきないのではないでしょうか。
もしそんなのわからない!という場合は転職エージェントや転職キャリアコーチングサービスに申し込んで、相談してみるのもいいと思います。
特に、キャリアコーチングサービスを利用すれば、徹底的な自己分析を行ってくれるので、
「本当に自分に合った働き方はなんなのか?」を知ることができます。
特に、キャリアコーチングサービスというのは、転職を前提としないキャリア相談ができるサービスですので、客観的な意見をもらうことができます。
「やる気がでなくて辞めたいけれど、本当に転職していいのかわからない」「どんな仕事が自分に向いているのかわからない」
こんなお悩みごとに、プロが寄り添ってくれます。
キャリアコーチングには2つのタイプがあります。
- 1-3ヶ月パーソナルトレーニング型
- 都度のスポット型
パーソナルトレーニング型は1~2カ月間ほどかけてキャリア相談をすることができ、スポット型は1回30~60分ごとに利用料を支払うシステムとなっています。
パーソナルトレーニング型の方がつきっきりで自己分析などしてくれる分効果はありますが、スポット型は安価なため手軽に相談できるのが特徴です。
私のおすすめは下記です。
キャリアコーチングサービス
どれも登録や説明会相談は無料でできますので、気軽に登録してみてくださいね。
coacheeは、コーチにより初回は相談も無料でできちゃいますよ。
転職エージェントを利用する場合は、おすすめのエージェントを下記でまとめていますので参考にしてみてください。
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まとめ
今回は「仕事のやる気がでなくて辞めたい」と思うときの対処法をご紹介しました。
そう思う人もいるかもしれません。
しかし、人生の大部分をしめるのが仕事の時間です。
どうせやるなら、やる気を持って取りくんだほうが人生が充実しますよね。
この記事が、その手助けをするのに少しでも役立つものでしたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪