この記事の信憑性
こんな方におすすめ
- 内定をもらったけれども、本当に承諾していいのか悩んでいる…
- 複数内定をもらって、どこに内定を承諾しようか迷う
- 後悔しない転職先の選び方が知りたい
- そもそも本当に転職すべきなのかと思い始めている
もしくは、
転職活動も終盤。上記のようなお悩みの方はいらっしゃいませんか?
まずは内定おめでとうございます!お疲れさまでした。
あなたのお悩みはつまるところ
「どうやったら失敗しない選択ができるんだろう?」
この一言に尽きるのではないでしょうか?
この記事では、人材業界で100人以上の転職をサポートしてきた私が、失敗・後悔しない転職先の選ぶ方法についてお教えします。
流れは以下の通りです。
- そもそもなぜ人は迷うのか?解説
- 内定の承諾を迷うときの選択法5選
- どこに承諾するか、選んだあとにあなたができること
- それでも迷う場合は?
わかりやすく解説していきますので、順番に見ていきましょう!
そもそもなぜ人は迷うのか?解説
こんにちは!人事採用をしているきゃり子です。
内定をもらったはいいものの、こんなふうに悩み疲れしている人もいらっしゃるかもしれません。
内定承諾という、人生の大切な選択で迷うのは当たり前です。なぜなら人間は、損をすることが大嫌いな生き物だからです。
「選ばなかった選択肢の方が得だったら…」「そもそも、やっぱり行動しない方が…」
人間の脳の作り的に、上記のように考えるのは正常の反応なんですよね。
たとえば下記のように言われたとき、あなたはチャレンジをしますか?
- コインを投げて、表だったら1万円もらえる。
- 裏だったら逆に1万円を払わなければならない。
きっと、「チャレンジしない」と回答したのではないでしょうか?
このように、人間は「得をすること」で得られる幸福よりも「損をすること」のダメージを怖がる生き物なんです。
ですので「どっちを選べば損をしないんだろう…」と考えてしまうんですね。
つまり「損をしない」ということがわかれば、納得のいく転職が可能になるということです。
そのために、次からご紹介する方法を実践していきましょう。
内定の承諾を迷うときの選択法5選
内定の承諾を迷うときの選択方法は以下の5つです。
- 転職の優先順位を確認する
- 口コミサイトをみる
- 5年後10年後を考える
- 現場を知る
- 信頼できる人に相談する
一つ一つ解説していきますので、みていきましょう。クチコミサイトを見る
転職の優先順位を確認する
内定の承諾を迷うときの選択法1つ目は「転職の優先順位を確認する」です。
今回あなたが転職活動を行ったのは、なにか現状から変えたいことがあったからですよね。
年収、仕事内容、働き方など…まずはそれを思い出してください。
そして、その中でどれが一番大事にしたいことのか?きちんと優先順位をつけましょう。
上位3つが達成されるのであれば、内定の承諾を考えていいのではないでしょうか。
このような場合は、項目それぞれ点数化してみるといいでしょう。
数字は感覚的につけて構いません。
場合によっては、「特に重視したい項目は点数を倍にする」もしくは「特に重視していない項目については逆に点数を割る2で考える」などしてもいいと思います。
例)
仕事内容 | 年収 | 働き方 | 福利厚生 | 勤務地 | 社風 | 合計 | |
A社 | 6 | 9 | 5 | 8 | 6 | 6 | 40 |
B社 | 9 | 4 | 5 | 4 | 10 | 8 | 41 |
年収を重視し、勤務地を重視していない場合↓
仕事内容 | 年収 | 働き方 | 福利厚生 | 勤務地 | 社風 | 合計 | |
A社 | 6 | 18 | 5 | 8 | 3 | 6 | 40 |
B社 | 9 | 8 | 5 | 4 | 5 | 8 | 39 |
どちらを選べば総合的に損をしないのか、可視化することで合理的に迷わず決断できるでしょう。
クチコミサイトをみる
内定の承諾を迷うときの選択法2つ目は「転職のクチコミサイトを確認する」です。
内定先で実際に働いていた人の声を確認できるので、入社後のイメージをが具体的にできるでしょう。
ただし、数年前の情報の場合いまとは異なっている可能性があること、そもそもさまざまな理由から転職を考えている人が書いたものであるため、「100%書いてあることが真実」とは捉えないように気をつけましょうね。
私のおすすめは「転職会議」です。
転職会議は、自分の口コミを入力すると一定期間無料でみられるので、あなたが今や昔に働いていた会社の口コミを簡単に入力すれば、一定期間閲覧し放題なんです。
ここでも「損をするのかしないのか」が確認できます。
5年後10年後を考える
内定の承諾を迷うときの選択法3つ目は「自分が内定承諾した場合の5年後や10年後を考える」です。
承諾後、そこの会社で働いているあなたは5年後10年後どうなっているでしょうか?
そもそも、あなたは5年後10年後にどうなっていたいと考えていますか?
そこに入社すれば、なりたい自分になれているでしょうか?
自分自身のキャリアパスがきちんとそこの会社でイメージできるかどうか改めて考えてみることも、迷うときには有効です。
例えばあなたの転職の軸が年収を上げる、だった場合
- A社は年収520万だが、役職が上がった場合でも昇給は一定。かつ昇進は年功序列制。
- B社は年収470万だが、役職が上がった場合は大幅な昇給が見込める。成果をあげれば年齢問わず昇進できる。
初めはA社の方がいいかもしれませんが、長期的に考えるとB社を選んだ方が将来的な年収は高くなりますよね。
仕事内容についても、自分がスペシャリストとして将来的にも前線に立ち続けたいと考えているのにもかかわらず、会社の制度が出世するにはマネジメントに携わる必要がある場合、自分の描きたいキャリアパスとは異なってきてしまいます。
承諾後、5年後10年後を考えたときに自分が描いているキャリアを築くことができるかどうかあらためて考えてみるのがいいでしょう。
また、「会社の将来性」というのも5年後10年後を描くうえで重要な問題です。あわせてきちんと確認しておいてください。
将来的に「損をした!」と思うことを回避することができますよ。
現場を知る
内定の承諾を迷うときの選択法4つ目は「実際に一緒に働くことになる現場を確認する」です。
会社によっては、人事や部長クラスの人としか面接を実施していないため「リアルに働いている自分のイメージがしづらい」ということもあるかもしれません。
その場合は、実際に一緒に働く人との面談を設定してもらうよう頼んでみましょう。
実際に自分と一緒に仕事をする人はどのような働き方をしているのか、どういうキャラクターなのか、そこでのやりがいや大変なことはなんなのか。
上記がクリアできれば、選択するうえで大きな後押しになるでしょう。
また、リモート面接だった場合は、オフィスに訪問させてもらうというのも非常に有効な手段です。
就業中の会社の雰囲気が確認できますので、入社後のギャップを減らすことができます。
またその際、できれば始業前もしくは終業後も会社もビルの近くに行き、出社や退社しているときの社員の表情や時間を確認できるといいでしょう。
実際にどのくらいの時間この会社の人たちは働いているのか、正しい情報を把握することができます。
移動しているときの表情を見れば、この会社の人たちはどのような意識で働いているのかを感じることができます。
信頼できる人に相談する
内定の承諾を迷うときの選択法5つ目は「信頼できる人に相談する」です。
第三者からの客観的な意見をもらうことで、どっちを選べば損をせずにすむのか?冷静に考えることが可能です。
また、対話から、自分1人だけでは思い付かなかった気づきが得られることがあります。
転職エージェントを使っている場合は、エージェントに相談することも可能です。
ただし彼らは、会社をよく知っているという点ではいいですが「公平な立場でのアドバイスは期待できない」ということは覚悟しておきましょう。
彼らも商売ですので、やはり紹介した会社を承諾してもらうための後押しをしてくると思います。
上記の5つを実践すれば、
と、自分が納得できる覚悟も生まれます。
手を動かす必要があるので、少し大変かもしれません。
でも、自分の頭のなかだけで延々と考えているより、結果的に早く解決ができるのでラクになりますよ!
ぜひ実践してみてくださいね。
内定の承諾を迷うときの選択法
- 転職の優先順位を確認する
- クチコミサイトをみる
- 5年後10年後を考える
- 現場を知る
- 信頼できる人に相談する
どこに承諾するか、選んだあとにあなたができること
いざ入社してみて
働いていて上手くいかないことがあると、そう思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、そう思ったときは下記のように考えてみてください。
- 人間どちらを選んでも後悔はするもの
- 選んだ選択肢を正解にしていくべき
こちらも順番に解説していきますね。
人間どちらを選んでも後悔はするもの
隣の芝は青い…とはよく言ったもので、基本的に人間はどちらを選んでも後悔する可能性はあります。
レストランでこんな経験はありませんか?
AとBで迷って結局Aを注文したけど、友人が注文したBを見たらすっごく美味しそうで、そっちにすればよかったと後悔する…
友達が注文したご飯は美味しそうに見えるものです。
人生の選択の中でも、選ばなかった方の選択肢が輝いて見えることもあるでしょう。
では、そのときはどうすればいいのか?
選んだ選択を正解にしていくべき
言葉どおり「選んだ選択を自分で正解にしていく」と考えることです。
計画的偶発性理論という考え方があります。
これは「個人のキャリアの8割は、予想しない偶発的なことによって決定される」というものです。
私はいまの会社に入社した当初、まさかキャリアや人事の仕事に興味が出るとは、ほんと〜に一ミリも思っていませんでした。
私の当時の転職の軸は、働き方や会社の安定性、社風でしたので、仕事内容や業界に強いこだわりはなかったからです。
入社した会社がたまたま人材業界で、たまたま人のキャリアに関わる仕事をしたことで、たまたま人事という仕事に興味を持ち、いまの私がいます。
このように偶然起こったことで自分のキャリアは形成されていくと考えられています。
もしかしたら、違う会社に転職していた方が残業は少なかったかもしれません。
しかし、いまの会社に入って仕事に向き合ったことで、いまこうしてみなさんに文章を届けることができています。
人生も同じですよね。
あの時こっちの選択をしたから今の自分がある、という積み重ねだと思います。
みなさんも、選択が正しかったか不安になったときは、選んだ選択肢をどう自分の中で正解にしていくか?こっちの選択肢を選んだことで得られたことはなにか?
こちらを考えてみてほしいなと思います。
それでも迷う場合は?
それでも内定承諾を迷う!という場合は、転職活動をやり直すことも一つの手です。
ご紹介したことを踏まえても迷っている場合は、そもそも今回の内定自体にどうしても満足できていない可能性があります。
どこが自分は満足がいっていなかったのかを整理したあと、また転職活動のスタートを切ってみてください。
もしかしたら、転職エージェントを変更するのも一つの手段かもしれません。担当者があなたの希望をきちんとヒアリングできていない可能性があるからです。
私のおすすめの転職エージェントは下記です。
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まとめ
今回は内定承諾を迷うときの対処法と、選択したあとの考え方についてご紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
- そもそも人間は損をすることが嫌いな生き物のため、大事な選択で悩むのは当たりまえということを知る
- 内定の承諾を迷うときにやるべきこと5選を行う
- 選んだあとは、その選択を正解にしていく
- それでも迷う場合は転職活動をやり直すのもアリ
転職は人生における大事な決断の一つです。
ただし、転職は決して目的ではなく、あなたの人生を豊かにするための手段にすぎません。
そのことを踏まえ、どこに内定を承諾するか考えてみてください。
あなたが後悔しない選択をできるよう、応援しています♪
ここまでお読みいただきありがとうございました。