こんな方におすすめ
- 最近、ミスが続いていて落ち込んでいる…
- 仕事で失敗してしまったときの切り替え方法が知りたい
- 仕事でミスをしてしまったとき、気にしないようになりたい
- メールを間違えた
- お客様への対応に失敗した
- もっとああいう言い回しをすればよかったと後悔している…
仕事でミスをしてしまうと「どうしてあんな失敗をしてしまったんだろう…」と自分を責めてしまいますよね。
会社に行きたくない…と憂鬱な気分から抜け出せない状態にもなると思います。
私も以前は、仕事でのミスをずっと引きずってしまうタイプでした。
しかし、気にしないようにする方法を学び、実践していくについれて、徐々に自分を変えることができました。
世の中ミスをしたことのない人はいません。
すぐに気持ちを切り替えられる人は、どのようなことを行っているのでしょうか?
この記事では、気持ちを切り替えてミスを気にしないようにするための方法を、例を交えながらご紹介します。
流れは以下のとおりです。
- ミスを気にしない人の考えかたを知る
- 自分を責めすぎない
- 仕事でのミスから学ぶ
- 紙に書き出す
一つ一つわかりやすく解説していきます。
知っているだけでもメンタルが変わってきますので、ぜひ読んでみてくださいね。
ミスを気にしない人の考えかたを知る
仕事でのミスの切り替え方1つ目は「ミスを気にしない人の考えかたを知る」です。
みなさん、ミスという言葉に対してはどういうイメージをもっていますか?
悪いもの、迷惑をかけるもの、自分の評価が下がるもの、などネガティブな言葉が出てくるのではないかと思います。
しかし、実はミスは100%悪いものではありません。
なぜなら、ミスや失敗から学べることが世の中にはたくさんあるからです。
「失敗は成功のもと」という発明家トーマスエジソンの有名な言葉があります。
この言葉の通り、ミスや失敗から新たな成功が生まれた出来事はたくさんあります。
下記で例をいくつかご紹介します。
例
- 日本の家庭料理の代表「肉じゃが」は、もともとイギリスの料理である「ビーフストロガノフ」を作ろうと日本海軍が試みた際に、失敗して生み出されたものという説があります。
- 朝食の定番の一つである「コーンフレーク」も、パンを作る小麦を乾燥させていた際、うっかりミスをしてしまってできた産物です。
- いまや当たり前のようにある「プラスチック」も、もともとは別の素材の開発をしていたところ、たまたま生まれたものだそうです。
このように、失敗しなければ生み出されなかった成功が世の中には多くあるんです。
具体的な創造物に限らず、なにか自分の考えのなかでも、今回のミスから何か得られたことや学べたことがないか、改めて考えてみてください。
それに、ミスをしたあと自分の非を素直に認め、迅速な対応や誠実なフォローができれば、「この人は素直で真摯な人だ」と逆に信頼を勝ち取ることができることもあります。
実は私も、転職して入社早々ミスをしてしまったことがありました…。
しかし、すぐに素直に謝罪し、各所にフォローしていたところ、
のちのち上司から、あのときの対応をみて「すごくガッツのある子が入ってきたなと思った」とプラスの評価に転じていたことを聞きました。
このように、ミスは100%悪いものではない、むしろチャンスになりうる可能性もあると考えてみてください。
- 今回のミスから得られたことや学んだことを考える
- 失敗したことでチャンスが得られる可能性もあると知る
自分を責めすぎない
仕事でのミスの切り替え方2つ目は「自分を責めすぎない」です。
責めないで、というと余計自分を責めたくなってしまうかもしれません。
しかし、マイナスの言葉を自分にかけ続けていると、ストレスを感じて悪循環に陥ってしまいます。
こんな実験があります。
ダイエットをしている女子学生2グループに、ドーナツを食べてもらいました。
女性たちは自己嫌悪に陥りますが、Aのグループには「時には自分を甘やかす必要もある」と罪悪感を和らげる温かいことをかけます。Bのグループには、特に何も声をかけませんでした。
そして、そのあともう一度全員にまた別のお菓子を試食する場を提供します。
今回は食べる量は自由だと伝えたところ、
- 温かい言葉をかけたAグループ 平均28g
- 特に何もせず自己嫌悪に陥ったままのBグループ 平均70g
と食べた量に明らかに違いのでる結果が出ました。
この実験からも分かるとおり、自己嫌悪に陥っていてもいい結果は出ず、むしろ負のスパイラルに陥ってしまいます。
まずは自分をゆるし、冷静になることが大切です。
自分に厳しくしすぎてはいませんか?
もし、家族や友達が同じミスをしてしまったとき、あなたならどう励ますかを考えてみてください。そして、同じ言葉を自分にかけてあげましょう。
- 自分を責めすぎず、友達や家族が同じことをしたらどう励ますか考える
ミスを今後に役立てる
仕事でのミスの切り替え方3つ目は「ミスを今後に役立てる」です。
あなたがミスが起こしたということは、ほかの誰かも同じミスを起こす可能性があるということです。
今回のミスの原因や対策をきちんと考えれば、今後ほかの人が同様のミスをすることを防ぐことができるでしょう。
今回のミスが、今後、より大変なミスをすることを防ぐことになったかもしれません。
飛行機で事故に遭遇する確率を知っていますか?
答えは0.0009%、わずか900万分の1の確率です。
一方、日本における自動車での死亡事故の確率は0.00279%。
その他の乗り物と比較しても事故が起きる確率は低く、飛行機は全ての乗り物の中でもっとも安全と言われています。
どうして飛行機は安全な乗り物なのでしょうか?
それは、航空業界がミスや失敗から多くを学び、対策をたててきたからです。
米国で飛行機事故がおこると、その調査に国家運輸安全委員会という国家機関がでてきます。この国家機関はあらゆる組織から独立しています。
そしてミスや失敗を、ミスした当事者を非難するものではなく、将来の事故を防止する目的で原因の究明と調査をおこないます。
航空業界は、失敗を「データの山」と捉え、ミスと真摯に向き合い、そこから学び対策を立てきたのです。
これこそが、飛行機を世界一安全な乗り物にたらしめる所以なのです。
このようにミスや失敗は、原因を解明してきちんと対策を練ることで、今後の再発を食い止めることができます。
今回のミスには意味があった、今後の役に立てていくことができれば、気持ちも軽くなるのではないでしょうか。
ミスや失敗をした原因の究明と対策をして、今後の役に立てる
紙に書き出す(ジャーナリング)
仕事でのミスの切り替え方4つ目は「紙に書き出す」です。
そもそも、ミスしてどうしてずっと苦しんでいるのでしょうか?
- 周りに迷惑をかけた罪悪感がつらいのか、
- 上司に怒られるのが怖いのか、
- またミスをするんじゃないかと不安を感じているのか
上記のようにいろいろと考えられますよね。あなたはどういった理由でしょうか?
頭のなかだけで考えていると、うまく整理されず堂々巡りになってしまいがち。
また、自分の内側だけで考えていても、外に出さなければ延々と頭の中で駆け巡ってしまうものです。
気持ちを切り替えるためには、自分の外に出すことが必要です。
書いたものは誰にも見せません。
本当に自分が思ったことを、筆に任せて書き殴ってみてください。
頭の中で考えていただけでは思いつかなかったような、自分の本心が出てきてスッキリすることもありますよ。
「自分はこういう風におもっていたんだ」というのを理解し、きちんと外に発散することで、気持ちを切り替えることができます。
紙に自分の気持ちを書き出して、発散する
まとめ
今回は、仕事でのミスを気にしないようにするための方法をご紹介しました。
まとめると
- ミスを気にしない人の考えかたを知る
ミスからなにか学べたことや成長できたことがないか考えてみてください。
また、ミスは必ずしも失敗ではなく、そこからチャンスが生まれることもあるということを知ってください。
- 自分を責めすぎない
罪悪感をずっと感じていると、ストレスでさらに悪い行動をしてしまう可能性があります。
まずは家族や友達に声をかけるように、自分を慰めてあげてください。
- ミスを今後の役に立てることを考える
今回のミスから学び対策をすることで、再発やより大きなミスを起こすことを防ぐことができます。
- 紙に自分の気持ちを書き出す
紙に書いて、自分の苦しみを外に出すことで気持ちを切り替えることができます。
考え方を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、少しでも意識するようにすると、徐々に変わってミスを引きずらないようになっていきますよ。
紙に書くことは簡単で即効性がありますので、ぜひ試してみてください。
みなさんが気持ちを切り替えて、充実した毎日を遅れるよう応援しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!