こんな方におすすめ
- 給料が下がっても転職してよかったとなる事例が知りたい人
- 内定をもらったはいいものの、給料が下がるのが怖い人
- 転職して後悔することがあるのか知りたい人
この記事の信憑性
転職したいけど、いまより給料が下がるのがこわい…
給料が下がる転職をして後悔しないか不安
そんな風に悩んではいませんか?
この記事では、転職経験アリ、かつ現在は大手人材会社で現役採用人事として多くの人の転職を見届けてきた私が「給料が下がる転職でも、後悔をしないための方法」をご紹介します。
結論からいうと「給料は下がったけど転職して良かった!」となる転職をするためには、「自己分析と将来のイメージ」ができていればOKです!
具体的に解説していきますね。
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給料が下がったけど転職して良かった!となるためには
給料が下がる、というとネガティブなイメージがありますが、DODAのデータによると約3割の人が転職で給料を下げています。
(引用:DODA)
では、この中でも「給料が下がったけど転職して良かった」となるためには、どうしたらいいのでしょうか?
やるべきことをご紹介していきます。
転職の軸をはっきりさせる
1つ目は「転職の軸をはっきりさせる」です。
今回あなたが転職を考えたのは、なにか現状で変えたいことがあったからですよね。
- いまよりワークライフバランスを整えたい
- やりたい仕事に就きたい
- あこがれの業界にうつりたい
などなど
今回の転職活動で、それはかなえられましたか?
なかなか自分の望むことをすべてをかなえる転職というのは難しいです。
まずは転職を考えたきっかけと転職の軸を思い返し、大切だとおもう条件に優先順位をつけてみてください。
そうすれば、あなたにとって「給料」はどれくらい重視しているものなのかをはっきりさせることができるでしょう。
もちろん誰にとっても給料は生活していく上で大切です。しかし「どれくらい給料が必要か、どれくらい給料を重視しているのか」は一人一人異なります。正解はありません。
あなた自身の転職の軸を明確にしてみてください。
人間関係やワークライフバランスの改善、といったことが目的の転職の場合は、前提として大幅な給料のアップは見込めない、と思って活動に取り組んだ方がいいでしょう。
5年後10年後を考える
2つ目は「5年後10年後を考える」です。
5年後10年後、あなたはどうなっていたいのか、すぐに答えることができますか?
ある程度の目標がないと、行き当たりばったりの人生になってしまいます。
たとえばキャリアチェンジの転職で給料が下がる場合、転職せずこのままの仕事で5年10年たてば自分はどう思っているのか。
逆にいまやりたい職種にチャレンジした場合、5年後10年後はどうなっているのか。
将来の自分の環境や気持ち、その時の給料を想像してみましょう。
また、あわせて生涯年収も考えてみてください。
職種転換の転職の場合、初めの数年は給料が下がるかもしれません。
しかし、数年後の年収はどうでしょうか?
職種や会社によっては、給料の伸び率がよく、一時的に給料が下がっても、生涯年収は現場のままより上がるかもしれませんよ。
転職先の社風が自分とマッチしている
3つ目は「転職先の社風が自分とマッチしている」です。
職場に友人や尊敬できる仲間が3人いると、人生の満足度が96%もアップし、給料への満足度も200%高まるということがアメリカの世論調査機関であるギャラップ社が行った調査でわかっています。
社風がマッチしていると、同じような価値観の人が集まるので、必然的に友人や尊敬できる人に出会える可能性が高くなりますよね。
私はまさにこれでした!
1社目の昭和なド日系の社風が合わず退職…。
転職して一年目はすこし年収が下がりましたが、社風が自分とマッチしていたので尊敬できる人もでき、ストレスなく過ごせています。
あのとき給料が下がったけど、転職してよかった!と心から思っています
しかし、自分がどういう社風が向いているのか分からなければ、マッチさせることはできません。
まず、自分はどういう社風の会社で、どういう人たちと一緒に働きたいかを考えてみてください。
どういう会社が自分に合うのか分からない、という場合や、先述した転職の軸・キャリアプランについても
このような場合は、だれかに相談してみるのがいいでしょう。
人に相談することで、自分で考えていただけでは思いつかなかった気づきが得られることがあります。
友人や家族、先輩など信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
しかし、給料というお金が絡む話題、となるとちょっと相談しづらい…という人もいますよね。
そのような場合、キャリアコーチングサービスに申し込むことをオススメします。
もちろん、転職エージェントに相談することもいいと思いますが、やはり商売である以上、ある程度紹介した会社への内定を承諾してもらうような後押しをしてくるほうが多いでしょう。
キャリアコーチングサービスというのは、転職を前提としないキャリア相談ができるサービスです。
「転職の軸がわからなくなってしまった」
「客観的なキャリアについてのアドバイスがほしい」
「どんな仕事が自分に向いているのかわからない」
こんなお悩みごとに、プロが寄り添ってくれます。
徹底的な自己分析はもちろん、将来を見据えたキャリアビジョンの設計まで丁寧にサポートしてもらえることが特長です。
転職支援を前提としたサービスではないので、現職に留まった方がいい場合は、客観的にきちんとそのようにアドバイスしてくれます。
キャリアコーチングには2つのタイプがあります。
- 1-3ヶ月パーソナルトレーニング型
- 都度のスポット型
パーソナルトレーニング型は1~2カ月間ほどかけてキャリア相談をすることができ、スポット型は1回30~60分ごとに利用料を支払うシステムとなっています。
パーソナルトレーニング型の方がつきっきりで自己分析などしてくれる分効果はありますが、スポット型は安価なため手軽に相談できるのが特徴です。
私のおすすめは下記です。
キャリアコーチングサービス
どれも登録や説明会相談は無料でできますので、気軽に登録してみてくださいね。
coacheeは、コーチにより初回は相談も無料でできちゃいます。
給料を下げてでも転職した方がいい人
給料が下がったけど転職して良かった!となるための方法をご紹介しましたが、給料を下げてでも、確実に転職した方がいい人というのはいるのでしょうか?
結論からいうと「長時間労働が常態化している人」は給料を下げてでも、まちがいなく転職をした方がいいでしょう。
長時間労働をすると身体・精神にリスクが及ぶ可能性が高いからです。
そう思う方もいるかもしれませんが、注意してください。将来的に負荷がかかる場合があります。
もちろん、きちんとキャリアパスが描けていて、上記のような目標がある人は、多少無理をしてもいいでしょう。
しかし、ただ闇雲にいま働いている人は注意してください。
こんな研究結果があります。
- 週60時間以上の長時間労働を継続していると、心筋梗塞の発症率を2.4倍上昇させる。
- 長時間労働で睡眠時間が不足している場合、脳や心臓疾患の発症を1.8倍~3.2倍に引き上げる。
- 精神の面でも、1日11時間以上、週55時間以上の労働を継続していた労働者は、5~6年後にうつ病を発症しやすくなる
というものです。
「長時間労働が常態化している」場合は、自分の健康を守るためにも、給料を下げてでも転職することを検討しましょう。
体も心も、病気になってしまえば、そのぶん治療に時間とお金もかかります。
また、健康を年収に換算すると、年間2708万円に匹敵するといわれています。
先ほど長時間労働が常態化していると健康リスクが高くなるとお伝えしましたが、「健康状態が改善することは、なんと年収に換算すると年間2708万円もの価値がある」とロンドン大学が調べたデータがあります。
この数字をみると「健康リスクのある長時間労働を抜け出すことは、年収が上がるよりも価値のあること」だと受け取れるのではないでしょうか。
さらに、死ぬ間際の後悔で最も多い後悔の一つが「働き過ぎなければよかった」というものです。
オーストラリアで介護士として働くブロニ―・ウェア氏が死ぬ間際の患者が人生について後悔することを集めた著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』で語られています。
それでも怖い場合は
そう思う人も多いと思います。しかし、それは当然の反応です。
人間は「現状維持バイアス」というものが備わっており、変化を避けるようにできている生き物だからです。多少つらくても、変わることより現状のままの方が…と思ってしまうんですね。
しかし、そういう場合は下記を考えてみてください。
現状のお金の使い道を洗い出す
最低限、どれくらいの給料があれば生活できるのか、自分できちんと把握できていますか?
直近数ヶ月の支出を振り返り、自分は最低限どれだけの給料があれば生活ができるのか、確認してみてください。
また、支出を減らせるところがあれば減らしてみましょう。
そうすれば、給料が下がったあとも生活できるかどうかわかりますよね。
ぜひ支出を見える化してみてください。
転職で得られるものを考える
いま、あなたは転職して「給料が下がるというマイナス面」にフォーカスしてしまっているのではないでしょうか。
逆に、今回の転職で得られるものはなにがあるでしょうか?
たとえば、今回の転職で「残業時間が減らせる」場合、
- 健康状態の改善
- 友達や家族とすごす時間
- 新しい趣味や副業などへチャレンジする時間
さまざまなことが得られますよね。
給料が下がる代わりに得られるメリットを考えてみてください。
最悪の事態を考える
最後に、転職することで起こりうる「最悪の事態」について想像してみてください。
給料が下がって貯金を切り崩す毎日、思っていた会社と違う…などでしょうか?
その場合、事前に対策できることはないでしょうか?また、そうなったらどうなるでしょうか?
思っていた会社と違っても、最悪また転職をすればいいですよね。事前にそうならないよう、内定前に現場の人と面談させてもらう、など、会社のことを徹底的に調べてみるのもいいと思います。
一時的に貯金を切り崩す毎日になっても、より仕事に身を入れて昇給を目指すか、副業するなどして本業以外からの収入を得る、など対策は考えられます。
こうして考えてみると、一歩踏み出すことに抵抗もなくなるのではないでしょうか。
1人では対策が思いつかない!という場合、先ほどご紹介してキャリアコーチングを使ってみてもいいと思います。
キャリアコーチングサービス
あなたは客観的にみて給料が下がっても転職をするべきなのか否か、相談に乗ってくれますよ。
無料で登録が可能ですので、まずは話だけでも聞いてみてくださいね。
もちろん転職エージェントに相談することもおすすめです。
人事がおすすめする転職エージェントはこちらにまとめています。
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【2023最新】おすすめの転職エージェント【人事いちおし】
こんな方におすすめ 自分にあった転職エージェントを知りたい方 どんな転職エージェントがあるのか知りたい方 転職エージェントのメリット/デメリットが知りたい方 この記事の信憑性 悩める人 ...
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まとめ
今回は「給料が下がったけど転職して良かった!」となるための方法をご紹介しました。
そもそも、あなたには今もらっているだけの給料を稼ぐ能力がすでにあるということです。
すでにそれくらいの能力がある人は、たとえ一時的に給料が下がったとしても、昇進や副業などでまたそれだけの給料を稼ぐことができるでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪
みなさんが納得のいく仕事ができるよう、応援しています。