この記事の信憑性
転職活動中、上記のようなお悩みを抱えてはいないでしょうか?
リファレンスチェックとは、採用プロセスにおけるステップの1つで、上司や同僚など第三者から候補者の情報を収集することです。一般的には、採用決定の前段階で行われます。
この記事では、現役で採用人事をしている私が「リファレンスチェックの目的や誰に頼むべきかについて」を解説します。
私も転職活動をしたときに実際リファレンスチェックがあり、対応してもらったことがあります!
実体験も交えながらお伝えしていきますよ
なお、転職活動を効率的に行うには転職エージェントの活用がおすすめです。
現役人事がおすすめする転職エージェントは下記にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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リファレンスチェックの目的
そもそも、リファレンスチェックは何のために行うのでしょうか?
目的としては以下が挙げられます。
採用の正確性を高め、リスクを減らすため
リファレンスチェックでは、候補者が書類や面接のときに伝えていた情報や実績と、まわりの人からの評価に齟齬がないかどうかを確認できます。
また、人間関係の構築能力やストレス耐性、モチベーションや責任感などの人柄の部分についても確認します。
そうすることで企業は採用のリスクを減らすことができます。
たとえば、面接では「リーダーシップ力」が強みです!と言っていたのにも関わらず、リファレンスチェックで周りの人が「サポート力」といったものを強みとして挙げた場合、え?となってしまいますよね…
こういったリスクを減らすために、リファレンスチェックは行われます
採用後の受け入れをスムーズにするため
どのようなマネジメントや職場環境が候補者にとって快適だったかどうか、第三者からの客観的な意見をききます。
そうすることで、受け入れる側である企業はその人に向いた環境や適所を事前に用意し、より早期に生産性を発揮させることが可能です。
たとえば、少々マイクロマネジメントを好むのか、それとも裁量を多めに与えたほうがいいのか?などですね。
適材適所を行うために、第三者からの意見はとても有効です。
自分からは少々主張しづらい部分だと思うのですが、第三者から普段の仕事ぶりをみて客観的に意見してもらえます。
このように、リファレンスチェックは候補者側にもメリットがあるんですね
リファレンスチェックは誰に頼むべきか
そんなリファレンスチェックですが、誰に頼むべきなのでしょうか。
基本的には「現職のいまの部署で一緒に働いている上司と同僚」に頼みましょう。
先述したリファレンスチェックの目的を叶えるためには、いま一番近くであなたの働きぶりを把握している人が適任だからです。
また、基本的にリファレンスチェックはさまざまな視点からの評価を確認します。そのため一つの立場からの意見ではなく、複数の違う立場の人からの意見が必要です。
私もそう思っていたのですが、きちんと理由を伝えてお願いしたら前向きに対応してくれました!
もちろん普段の関係性にもよると思いますが、必要以上に悲観的になる必要はないかなと思います。
また、結局私は実際に転職することはしなかったのですが、いまも転職活動前と同じ関係を築けています
しかしどうしても現職の人々への依頼が難しいという方もいると思います。
その場合はどうしても現部署に知られることがむずかしいことを伝えてください。そして、以下への依頼で問題ないどうか応募先企業に交渉しましょう。
- 前の部署の上司や同僚、部下
- 前職の上司や同僚、部下
- 現職の信頼できる取引先
- 大学時代の友人、教授
できるだけ現職から近い立場のの人がいいので、上から打診することが好ましいです。また、替え玉などは信用問題に関わりますのでやめましょう。
なお、リファレンスチェックには必ずあなた(求職者)と推薦者(上司など)の同意が必要です。
勝手にリファレンスチェックが送られたりすることはないので、その点は安心してくださいね。
また、リファレンスチェックを依頼する場合には、必ず書いてもらう人の同意をとると同時に、外部に漏らさないようにしていただくことを伝えましょう。
私は個別で時間をもらい、こういう理由で転職活動をしていること、そして応募先からリファレンスチェックを頼まれていてあなたにお願いできないかと相談しました。
その際、ほかには誰にも伝えていないのでかならず内密にしていただきたいことも伝えました
無事に承諾してもらえた場合「どのような部分を自分の強みとして応募先に話しているか」「そのようなことを面接で話しているか」などは軽くすり合わせておくことをおすすめします。
これも選考対策の一つのテクニックです!笑
ただし、ガチガチにこう書いてほしい!と依頼するのは控えましょうね。面接官もプロなのでわかります。
ちなみに私の場合はアンケート方式でのリファレンスチェックだったので、書いていただいた内容を簡単にスクショしてもらいました。
推薦文ということもあり良いことを多く書いていただいたので、こんなふうに思われてたんだ!と照れると同時にうれしくなりましたよ
リファレンスチェックの内容
では、リファレンスチェックは具体的にどのようなことを聞かれるのでしょうか。
一般的には以下のような質問が多いです。
- 候補者のスキルや業務経験
- 候補者の人柄について
- なぜそのように思ったのか?理由や具体的なエピソード
- 周囲の人からみた強みや改善点
なかなかいきなり聞かれてもすぐに答えることが難しい質問が多いので、すり合わせることをおすすめします。
また方法としては、PCでのアンケート方式や電話がほとんどです。
まとめ
いかがでしたか?今回は「リファレンスチェックの目的や誰に頼むべきかについて」について解説しました。
リファレンスチェックを頼む相手
- 現職のいまの部署で一緒に働いている上司と同僚がベストで一般的
- 難しい場合は下記でもOK
- 前の部署の上司や同僚、部下
- 前職の上司や同僚、部下
- 現職の信頼できる取引先
- 大学時代の友人、教授
リファレンスチェックのある会社に応募するのはなかなかハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。しかし、第三者から客観的な意見をもらうことは応募先へのプラスアピールにも繋げることができます。
自分もメリットを享受することができますので、リファレンスチェックがあるからといって応募をあきらめるのはもったいないのではないでしょうか。
なお、対応してもらったお礼などは誠意を持って感謝を伝えるだけで問題ないと思いますが、気になる人はちょっとしたお菓子などをあげるといいでしょう。
また、転職活動を効率的に行うには転職エージェントの活用がおすすめです。
現役人事がおすすめする転職エージェントは下記にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさんの転職活動が成功することを、応援しています♪