こんな方におすすめ
- 仕事でのケアレスミスが多くて悩んでいる人
- ミスをなくす方法を知りたい人
- ミスをしない人はどんな対策をしているのか知りたい人
またデータの入力を間違えた…
このような入力ミスや会議の資料作成ミス、メールの送り間違いなど、仕事でケアレスミスをすると落ち込んでしまいますよね。
複雑な失敗ではなく自分のうっかりが招いたことなので、きちんと確認や対策ができていれば防げたはずなのに、と自分を責めてしまいがちです。
まったくミスをしない同僚が近くにいると、彼らと比べて自分は…と比較してしまうこともあるでしょう。
私も以前はケアレスミスの多さに悩んでいました。しかし、たくさんの心理学や脳科学を学び、今ではほとんどケアレスミスをしなくなりました。
この記事では、どうしたらケアレスミスをなくすことができるか知りたい人のために、効果のある対策方法をご紹介します。
流れは以下の通りです。
- 仕事でのケアレスミス対策法5選
- ケアレスミスを促す職場
- まとめ
意識するだけでもミスを減らすことができますので、読んでみてくださいね。
仕事でのケアレスミス対策法5選
仕事でのケアレスミスの対策法は以下のとおりです。
- 大事な仕事は午前中にやる
- 最終チェックを怠らない
- シングルタスクを心がける
- 気持ちを切り替える
- 集中力を鍛える
順番に解説していきますね。
大事な仕事は午前中にやる
仕事でのケアレスミス対策法1つ目は「大事な仕事は午前中にやる」です。
朝起きてから時間が経つにつれて、徐々に私たちの脳は疲れてきます。
ダイエット中、朝は間食を我慢できたけど、夕方疲れているとついおやつを食べてしまった。
そんな経験はありませんか?
このように、朝は集中力や自己コントロール力が高い状態ですが、日中仕事をしていくと、疲れて徐々に下がっていってしまいます。
そのため、ミスが許されないような大事な仕事は、脳がクリアな午前中に済ませるようにしましょう。
そんなときは、「きちんと休憩をとる」というのを意識してください。
人間の集中力は最大でも90分しか持たないと言われています。
適度に休憩をとることで、集中力を持続させ、ケアレスミスを減らすことができるでしょう。
おすすめは、ポモドーロテクニックという方法です。
25分集中して作業をしたあと5分間休憩するというもので、よく効率的な勉強法としても紹介されています。
このときのポイントは、5分の休憩中はスマホなどの電子機器をみるのではなく、
散歩やストレッチ、ぼーっとするなど脳を使わないようにするということです。
電子機器は逆に脳を疲れさせてしまいますので、触らないようにしましょう。
- 大事な仕事は午前中にこなす
- 難しい場合は適度に休憩を取り入れる
最終チェックを怠らない
仕事でのケアレスミス対策法2つ目は「最終チェックを怠らない」です。
という方も多いと思います。
でもそれをいつも忘れてしまったり、これくらいならチェックしなくても大丈夫でしょと思ってしまい、気がついたらミスをしてしまっている…。
そんな方が多いのではないでしょうか。
とはいえ、これは非常に簡単で有効な対策です。
おすすめは、「あらかじめ最終チェック時間を作っておく」という方法です。
昼休憩の直後や、終業前の5分間は「チェック時間にする」と決めるなど、別で時間を設定しておくことで最終チェックという作業自体もタスク化できます。
それでも自分での最終チェックをどうしても忘れてしまう、という場合は、他人に頼んでみることも検討してみてください。
最終チェックはつい飛ばしてしまいがちな作業です。
しかし、ミスをしてから慌てて各所にフォローするよりも、事前にチェックしてミスを食い止める方が圧倒的にラクです。
また、人間関係にしても、ミスを多発して「この人はミスが多い人だ」と信頼を失うよりも、他者に頼んだ方が「丁寧に仕事する人だな」となってうまくいくでしょう。
きちんと「最終チェック」をしていきましょう。
- あらかじめチェック時間を設け、最終チェックを怠らない
- 他人にダブルチェックしてもらう
シングルタスクを心がける
仕事でのケアレスミス対策法3つ目は「シングルタスクを心がける」です。
ふたつの仕事を同時にこなしている、
もしくは、在宅勤務の場合はテレビや動画をつけながら仕事をしている、なんて方もいるかもしれません。
しかし、そのようなことは今すぐやめましょう。
なぜなら、人間の脳はマルチタスクが出来ないようになっているからです。
そう思う方もいるかもしれませんが、
実際には、「マルチタスク」というのは「タスクスイッチング」といって、脳が高速でタスクを切り替えて処理をしているだけの状態なんです。
この高速タスク切り替えを行う作業は、脳に非常に負荷をかけていますので、ミスを起こす可能性をあげてしまいます。
マイクロソフトの研究機関であるマイクロリサーチによるデータでは、マルチタスクはシングルタスクと比較し、作業ミスが50%増加 すると言われています。
そのため、ケアレスミスをなくすには、一つの仕事を集中して行う「シングルタスク」を意識してください。
以下でシングルタスクを促進する3つの方法をご紹介していきます。
不要なものは置かない、出さない
まず、机の上から作業に必要のないものはすべてしまいましょう。
PCの画面も、これから行う作業以外のものはすべて閉じましょう。
余計なものが見えていると、無意識に気が散ってしまい、マルチタスクになってしまいます。
通知を切る
シングルタスクをするうえでは「通知を切る」というのも大切です。
そう思う方も、一度ためしてみてください。
確認する時間をあらかじめ決めることで、意外と問題なく仕事ができて驚くことがあります。
そう思うかもしれません。
しかし、通知が見えるだけでも私たちの意識はそこにいってしまい、戻ってくるまでにラグが生じてしまいます。
つまり、「マルチスイッチング」をして脳に負荷をかけている状態になってしまうのです。
すべての通知を切るのはやはり難しい・・・という人も、大事な仕事をするこの時間は声をかけないで、などあらかじめ周囲に宣言しておくといいでしょう。
何かやりたいことが出てきたら、メモしてあとでやる
一つの仕事をしていると、「あ、そういえばこれもやらなきゃ!」と思い出して、その作業にうつってしまう。結果もともとしていた作業がおざなりになってしまった…。
ということがありませんか?
もし今後、作業中に別の仕事を思い出した場合には、そのことをメモして「後でやる」と決めましょう。
脳のタスク切り替えを最小限にとどめ、すぐに元の作業に戻ることができます。
以上3つ、シングルタスクを行うための作業法をご紹介しました。
ケアレスミスをなくすためにも、ぜひシングルタスクを心がけてみてください。
シングルタスクを行うために
- 余計なものを視界に入れない
- 通知を切る
- 作業途中に何かを思い出しても「後でやる」とメモる
気持ちを切り替える
仕事でのケアレスミス対策法4つ目は「気持ちを切り替える」です。
ミスを引きずっていると、またさらに「ミスをしてはいけない」というプレッシャーから、ミスをしやすくなってしまう悪循環が発生してしまいます。
そのため、一度ミスをしても引きずらずに気持ちを切り替えることが大切です。
そんな方は、こちらの記事でミスしたときの気持ちの切り替え方について詳しく解説していますので、読んでみてください。
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気持ちを切り替える
集中力を鍛える
仕事でのケアレスミス対策法5つ目は「集中力を鍛える」です。
そう思うかもしれませんが、運動したり、新しいことを体験する、といったことで大人になってからも鍛えることが可能です。
特に私がおすすめなのが「瞑想」で集中力を鍛える作業です。
そう感じる方も多いかもしれません。
しかし、瞑想は多くの効果が科学的に証明されているものなんです。
たとえば、集中力のアップやストレスの解消、睡眠の質の向上など。
ほかにも抑うつの解消や自己コントロール力のアップ、血圧の低下などさまざまな効果があり、医療機関や厚労省に正式に認められています。
googleは研修として取り入れており、著名人でも、スティーブ・ジョブズ氏やイチロー選手などが実践していたことで有名です。
ここでは、初心者でも簡単にできる「呼吸瞑想」をご紹介します。
- まずは姿勢を整えます。
背筋を伸ばし、座ってください。
椅子でも、あぐらでも自分の座りやすい形で大丈夫です。
目は閉じたままでも開けたままでもどちらでもOKです。- 肩の力を抜きリラックスして、自分の呼吸に意識を向けます。
鼻から吸って、口から吐いてを繰り返します。
このとき、自分の身体にどういう変化が起きているかを観察してください。
(お腹が膨らんでいるな、鼻から冷たく空気が入ってきてるな、など)
慣れないうちは、「1、2、3、4…」と頭の中でカウントしながら、息を吸いながら4秒、息をとめて4秒、口から息を吐いて8秒を繰り返してみてください。- 2、3、これを数分間繰り返します。慣れないうちは1〜5分からスタートし、徐々に20分を目安にできるようになっていくといいでしょう。
呼吸瞑想を行っていると、気がついたら「そういえばあの仕事もやらなきゃな…」など、呼吸とはまったく違うことを考えていると思います。
そのときは気がついた段階で、呼吸に意識を戻してください。
このとき、「全然集中できていない」と自分を責めなくて大丈夫です!
この頭に浮かんできたことからまた呼吸に意識を戻す作業が、集中力を鍛えている状態ですので、気がついた段階で戻せば大丈夫です。
「怪しそう」と感じるかもしれませんが、5分だけでも続けてみてほしいです。遅くても2ヶ月程度で違いが実感できるかと思います。
最近は瞑想のアプリなどもありますので、これらを活用しながらぜひ試してみてください。
瞑想を行うタイミングに特に決まりはありませんが、私のおすすめは「昼休憩中」か「夜寝る前」です。
昼休憩中に行うと、脳が回復して午後からの仕事もシャキッと取りくめるようになります。
とはいえ出社しているとなかなか難しい…という場合は、夜寝る前に行っていただくといいと思います。
心を落ち着けることで、集中力のアップはもちろん睡眠の質も上げることができます。
ケアレスミスの対策として本当に効果抜群ですのでぜひ試してみてください!
集中力を鍛える
職場環境を見直す
どうしてもケアレスミスがなくならない
会社にいきたくない
気持ちを切り替えられない
上記のような場合、職場環境自体がつらい状況にいませんか?
ケアレスミスが多いのは、頼れる人がいない、上司によくあたられている、などストレスがかかりすぎているからかもしれません。
外的な要因でストレスが止まらない場合は、職場を変えるというのも一つの手です。
あなたの適所は必ずあります。
自分に合っていない職場や仕事内容で日々過ごすより、自分の個性を活かして働く方が、人生は有意義なものになるのではないでしょうか?
自分に合う職場がわからないという方は、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
やりたいことや自分が向いている職場がわからない、そんな方に私がおすすめするエージェントは下記です。
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無料で登録・相談ができますので、気軽に相談に行ってみてくださいね。
まとめ
今回は、仕事でのケアレスミスの対策法を紹介しました。
まとめると
ポイント
- 大事なタスクは午前中にやる
- 最終チェックを怠らない
- シングルタスクを心がける
- 気持ちを切り替える
- 集中力を鍛える
- どうしてもストレスがかかる職場は転職もあり
以上です。
ミスが減ると、周りからの評価アップはもちろん自分の自信にもつながります。
ぜひ試してみてくださいね。
今回の記事が、少しでもみなさんに役立つものであればうれしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪