怒られるのは、誰だっていやですよね。
一方的に怒られた場合、こっちだって好きで怒られるようなことをしたわけではない、と言いたくもなるでしょう。
この記事では、現役で大手企業で人事をしている私が、そんな仕事で怒られたときの気持ちの立て直し方をご紹介します。
まずは、そもそもどうして怒られるとやる気をなくしてしまうのか?原因について解説したあと、怒られたあとにあなたが取り組むべきことをご紹介していきます。
どうして仕事で怒られるとやる気をなくすのか?
こんにちは。大手人材業界で人事をしているきゃり子です。
なぜ人は、怒られるとやる気がなくなってしまうのでしょう?
それは自分を守るための防衛本能が働いているからです。
怒られたときのもっとも楽な防衛反応が「開き直ること」や「あきらめること」です。
好きで仕事で怒られたいという人はいないと思います。
怒られると上記のような感情が浮かんでくるのではないでしょうか。
こういった感情以外にも、怒られると恐怖を感じて萎縮してしまう人も多いと思います。
そのようなマイナスな感情から自分を守るため「自分は悪くないのに」「できることはやったからしょうがないのに」「怒られるならもういいや」
このような「開き直り」や「あきらめ」がおこります。
ただし、心身が耐えられなければ元も子もないので、ストレス対策はきちんと行なってくださいね。
ストレス対策はこちらの記事を参考にしてみてください。
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怒られたときにやるべきこと
防衛本能が働いた結果「やる気がない状態になる」とお伝えしました。
そう思うのは簡単なのですが、本当にそれでいいのでしょうか?
やる気がなくなれば、成果もあげにくくなるので評価も下がります。
また、私は採用業務で多くの求職者と関わっていますが、転職活動の理由として会社や上司をあげる人は多いです。
しかしよくよく話を聞くと、それって本当に相手だけが悪かったのか?自分にも責任はなかったのか?と思うことも多いです。
自責で物事を考えられず他責にばかりする人とは、だれも一緒に働きたくないですよね。
大前提として、自分がそうなっていないかどうかはきちんと振り返ってみてください。
ここから、具体的に怒られたときにあなたがやるべきことについてご紹介していきます。
怒られるということに対するイメージを変える
やる気がなくなる理由として、「防衛本能が働くから」とお伝えしました。
ではなぜ防衛本能が働くのでしょうか。それは「怒られる=自分を否定されている」と受け取ってしまう人がとても多いからです。
しかし実は、そもそもこの前提は誤っています。
怒っているのはその事象や原因に対してのみで、あなた自身を否定している訳ではないからです。
たとえ上司であろうとお客様であろうと、あなた自身の価値を判断する権利はありません。
ですので、本来は防衛本能を働かせる必要もないはずなんです。必要以上にダメージは受けないようにしましょう。
防衛本能を働かせる必要もなければ、やる気が無くなることもないですよね。
考え方を変えれば、やる気がない、とマイナスな気持ちになることも減って前向きに考えることができるでしょう。
原因と対策を考える
とはいえまずは、怒られた事実を冷静に見つめて「なぜ怒られたのか?」「それはどうして起こったのか?」原因を考えましょう。
怒られるのが嫌なのであれば、うんともすんとも言わせないくらいの成果をあげるしかありません。
なかには、お客様から理不尽なことを言われたことにやる気を無くしている人もいるかもしれません。
しかし、それでも立派なお客様の1人です。
またあなたは会社員である以上、労働の対価として会社から給与をもらっています。
そのお客様をいかに満足させられるか?お客様の課題や懸念点を事前にさまざまな角度から検討して、満足してもらえるよう尽力すること。
会社員である以上、それがあなたの仕事ではないでしょうか。
たとえば、聞いていなかった情報をあとから出されて怒られたときに「なんで言ってくれなかったんだよ!」と開き直るのは簡単です。
でも「事前にこういった懸念点がないか事前にヒアリングできていたか?できることはあったのではないか?」
このように自責で考える方が成長できますし、何より結果的に自分が楽だと思います。
他責にするのは簡単ですが、そこを踏ん張って自責で考えて改善させていけば、成果はついてきますよ。
ただしパワハラの場合はすぐ逃げよう
自責で考えるべき、とお伝えしましたが、一部「自分のストレス発散のために自分より弱い立場の人を怒る」という人たちもいます。
このような場合は、無理して自責で考えるのもよくありません。
交通事故にあったようなものですので、あまり考えすぎずスルーすることも大切にしてください。
また、職場の上司がこのような人間でいわゆる「パワハラ」をするタイプ、かつ周りからも助けを得られない場合は、すぐに転職することをおすすめします。
ブラック企業は自分が逃げるしかありません。
転職活動をする場合は、転職エージェントを使うのが効率的です。
人事がおすすめする転職エージェントはこちらでまとめていますので、参考にしてください。
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まとめ
今回は仕事で怒られてやる気をなくすときの原因と対処法をご紹介しました。
他責にするのはラクですが、それでは結局自分も成長できませんし、やる気がなくなってまた怒られるという悪循環が生まれてしまいがちです。
まずは自責で考え、原因と対策と考えましょう。
ただし、ブラック環境の場合はすぐに転職を検討してくださいね。
ほか、転職したほうがいいサインが出ている場合も転職することをおすすめします!
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
みなさんが前向きに仕事に取り組めるようになることを応援しています。