はじめての転職活動だと、どのように進めていったらいいかわからないですよね。
はじめようにも、在職中だといい印象を持たれないのではないか?採用されにくいのではないか?そう思って動けずにいる人もいると思います。
この記事では、現役で採用人事をしている私が、そんな「在籍中だと採用されにくいのかどうか」という疑問について回答します。
結論をいってしまうと「基本的には在籍中でも採用されにくいということはない」です。
ただし、在職中で転職活動をおこなうメリット、デメリットは両方あります。
なぜ在職中でも採用されにくくないのか、逆に在職中のうちに転職活動をしないとどんなデメリットがあるのか、そして最後に在職中に転職活動を行ううえでのコツをご紹介します。
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在職中だと採用されにくいといわれる理由
こんにちは。大手企業で人事採用をしているきゃり子です。
そもそもどうして「在職中だと採用されにくい」といわれるのでしょうか。
それは、急ぎで人を探している求人が多いからです。
よく「急募」という文字をみかけますよね。
求人をだす理由としてとても多いのが「退職者、もしくは退職予定の人の後任を探している」という欠員補充の募集です。
あいたポジションができてしまうと困るので、すぐに入社が可能な人を探しています。
そのため、すぐに入社が可能なすでに離職中の人はその点では重宝されます。
とはいえ、会社もそれがむずかしいのは重々理解しています!
ですので、「在職中に転職位活動を行なっても採用されにくい」ということは基本的にはありません。
次の項目で解説します。
なぜ在職中でも採用されるのか
急ぎで募集していることが多いにもかかわらず、いったいなぜ在職中でも採用されるのでしょうか。
現実的に時間が足りないから
基本的に退職届をだされてから後任の募集を開始しますが、書類選考から内定までは平均1ヶ月程度かかります。また、受け入れる側も準備(備品の発注など)が必要です。
言い出してから2ヶ月後から3ヶ月後の退職の場合は別ですが、現実的に退職者がいるうちに後任を採用するのはむずかしいんです。
またそのポジションに使える予算が限られており、そもそも同時に在職させられない、という会社もあるでしょう。
すぐ入社できるからと言って、求める条件が低くなるわけではないから
離職中ですぐ入社できる場合、ある程度はプラス要素として扱われます。
ただしそれ以上に企業がみているのは、ポジションに求める要件に達しているか、会社にフィットするかどうかといった面です。
派遣など期間限定の採用は別として、基本的に一度採用した人を解雇するような文化は日本ではまだまだありません。
ですので、長期的に企業にきちんと貢献してくれるかどうかを見極めて採用します。
ただすぐに入社できるからという理由だけでは、受かりません!
1人採用するにも大きなお金がかかりますので、きちんと会社にマッチした人を採用します
急ぎの募集だけではないから
急ぎで探していることが多いとはお伝えしましたが、それ以外にも募集の理由はたくさんあります。
事業拡大や、理由があって数ヶ月後の退職者や休職者の代替を探している場合などです。
こういった理由から、基本的には「在職中の人でも採用されにくい」ということはありません。
実際、弊社に応募してくる人の8割は在職中の人です。
私自身も、在職中に転職活動を行なっていました
ただしどのような理由でも、募集している以上はやめに入社してほしいのは変わりありません。いつまでも待ってもらえるというワケではないので注意してくださいね。
在職中に転職活動をしないデメリット
つぎに、在職中に転職活動をしない場合はどういうデメリットがあるのかをご紹介していきます。
転職活動が長引いた場合、精神的余裕がなくなる
退職してから転職活動をおこなうと、当たりまえですが毎月の給料はなくなります。生活していくにはお金が必要ですので、しばらくは貯金を崩す日々になるでしょう。
すぐに決まればいいですが、ただお金が減っていくだけの生活が長引く場合、精神的に余裕がなくなってしま可能性があります。
そうすると「生活のため…」とあせって、本来なら選ばないような企業に入社してしまうことになるかもしれません。
社会保険などの手続きが面倒くさい
会社を退職した場合、社会保険も脱退する必要があります。
そうすると国民健康保険に切り替える人が多いのですが、こういった手続きってなかなか面倒ですよね。
また、保険証が届くまでにはおおよそ2週間かかるのですが、タイミングによっては切り替えて受け取ったと思ったらすぐまた切り替える…なんてことが発生するので、短期間でいろいろと手続きしなければいけないので大変です。
離職中について質問される
退職してから転職活動を行うと、まちがいなく面接官からは退職後はなにをしていたのか聞かれます。
すぐに決まればいいですが、長引いた場合、なんでこの人はそんなに決まらなかったんだろう…なにかあるのかな…と不信がられてしまう可能性があります。
また面接官によっては、働きながら転職活動しなかったの?と問われる可能性もあります
もちろん、ほかに「勉強をしていた」「介護をしていた」など理由があれば問題ないです。面接官から問われた場合、きちんと納得感がある理由を答えられるようにしましょう。
ただし離職してから転職活動をした方がいい場合もある
とはいえ現職のストレスがひどく、むしろ今のほうが精神的余裕がない場合もあると思います。
その場合は、退職して休んで落ち着いてから転職活動を行いましょう。
また、欧米などは日本とちがってむしろ退職してから転職活動をおこなうほうが一般的です。
どちらが正しいというワケではないので、自分にあった方法で転職活動をおこなっていきましょう。
在職中に転職活動をおこなうコツ
そんな人も多いと思います。ここではそんな人のために、在職中に転職活動をおこなうコツもご紹介します。
実際、私も体力がいりました…普段と同じように働きながら企業を調べて、面接して…やることが多くて大変でした。
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また、書類の添削や、わずらわしい企業との日程調整、内定後の条件交渉なども行ってもらえるので、効率的に転職活動を行うことができます。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、「在職中だと採用されにくいのかどうか」についてご紹介しました。
基本的に在職中に転職活動をしている人がおおいです。
とはいえ、在職中に転職活動をするのは大変なことも多いので、逆求人型スカウトサイトや転職エージェントをうまく活用しながら取り組んでみてくださいね。
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
みなさんが納得のいくキャリアを歩めることを応援しています。